”Chihiroさんの写真の魅力とプリントについて” 

東京でモノクロのマタニティフォトを撮影している、フォトグラファーのChihiroです。

昨年リモートでマタニティフォトとニューボーンフォトを撮影させて頂いたお客様より、納品しているプリントについて、とても素敵なご感想を頂きました!

プリントの難しさは一般的には知られていませんが、デジタルデータで見ているようなイメージ通りのプリントはとても難しいです。


一度手にして頂いたお客様には、一般的なお店でのプリントは全然違う!と感じて頂いているのですが、まだ経験頂いていないお客様へはどうしたらお伝えできるか、これまでからずっと私の課題となっていました。



今回のこちらのお客様のご感想から、プリントのイメージを少しでも感じて頂けると嬉しいです!

”Chihiroさんの写真の魅力とプリントについて”

実際手にすると迫力があり、その美しさに思わず見とれてしまいました。Chihiroさんがこだわっていると仰るのも納得の美しさでした。

これまで色んな所でプリントしてきましたが、〇〇プリントというようなネットプリントは色の境界線が滲んでブレたような、雰囲気だけ分かるぼんやりとしたものでした。

街のプリント屋さんに至っては、酷いときには画面で見た物と全く色が違う、インクが滲んで白目がつぶれてしまう、ということもありました。

写真館で撮ってもらった写真は、とてもハッキリしていて綺麗だけど、飾るとなると、(子どもだけの写真なら飾れなくはないけれど、)家族写真だとちょっと"現実"が強くて飾ろうとあまり思えず、アルバムのまましっかり仕舞われてしまっています。

一方で、Chihiroさんの写真は、これまでに経験のない、プリントそのものへの感動がありました。モノクロの表現の深さに、まじまじと見入ってしまいます。"わぁ"と自然に小さな声が漏れてしまう程でした。"普通"、じゃないんです。今まで手にしてきたプリントとは、一味もふた味も違うんです。

8枚ほどプリントをオーダーし、その内の3枚をリビングに飾っています。(近い内、引っ越したら、額を増やして全て飾りたいと思っています)その3枚について。

ニューボーンフォト。被写体一人の黒い背景は、墨汁をこぼした様に、つややかで光沢ある黒色。それがとても美しく、アートとしての存在感を放っています。つややかな背景が被写体を際立たせています。

家族写真は、黒い背景で被写体一人の撮影とはまた違った雰囲気と色の見え方です。人物の黒色は、背景の黒色と色の見え方が違っていて、艶感よりも質感があります。真っ黒ではなく、光が入っている為かなと思います。  

白と黒の間の表現が無限大で、濃すぎず奥行きがあり、幻の様に儚げで美しいけれど、それは紛れもなく私たち本人で、私たちはそこに確かに存在していたんだ、と思わせられます。Chihiroさんの撮るマタニティ・ニューボーンフォトの家族写真は、現実と幻想が合わさった様な美しい写真です。

家族の手の写真は、浮き上がるような肌の質感、しわ、産毛、毛穴までよく見えます。ですが、リアル過ぎず、やはりアートの様に美しいです。奥行きがあり、"家族"という主題がよく見えます。

Chihiroさんが飾る事をコンセプトにされて写真を撮られていること、受け取ったプリントを見るとよく分かりました。

写真が、飾らずにはいられない、光と影の美しいアートであるし、Chihiroさんの撮る写真とプリントによる表現が、残したいと思う大切な家族の時間の記憶と、とてもよくマッチしているからです。

リモートで撮って頂いた撮影時間も、とても大切な思い出となりました。リビングに飾っている写真を見ると沢山の大切な思い出が蘇ります。

Chihiroさんに撮影して頂いた事で、大切な今この一瞬の記憶の残し方と、時間の過ごし方について、価値観が少し変わりました。 

大切な家族の時間を記憶に留めておきたい、だから、目に見える所において、重なっていく今この一瞬も一緒に大切にしていきたい、と思うようになりました。Chihiroさんに撮影して頂いたこと、私たち家族にとってとても大きな経験でした。

またいつか、今度は直接お会いして撮って頂きたいです。ありがとうございました。

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